クレジットカード現金化の仕組みとは?|その方式やコツを解説!
- 基礎知識
- 2021/06/11
- 2021/12/24

冠婚葬祭、各種支払いなどでお金が必要でありながら、手元にお金がないときに便利なのが消費者金融などの利用しての借入です。
しかし借入を頻繁に行うと借入可能な限度額を満たしてしまい、借り入れが不可になります。
このような理由で、お金が必要だけど、手元にお金がなくて困っているという人は、決して少なくないでしょう。
しかし、お金を借入する方法は金融機関の利用だけではありません。その方法とは、クレジットカード・ショッピング枠の現金化です。
本来、クレジットカードのショッピング枠は、キャッシング枠と違い現金化することはできません。しかし、あるやり方を実践すれば現金化が実現するのです。
この方法さえ知っていれば、税金や家賃、公共料金支払いの滞納、冠婚葬祭などの急な出費など、お金の悩みを一気に解消できます。
では、クレジットカードの現金化とは、いったいどうすれば実現できるのか、今回はクレジットカード現金化の仕組み、現金化の際の注意点やコツなどを、詳しく解説していきましょう。
ぜひ参考にしてみてください。
クレジットカード現金化の仕組みを解説
クレジットカードの現金化は、カードのショッピング枠で商品を購入して、それによって消費されたショッピング枠の金額を自分に還元させる仕組みです。
現金化の手段は、現金化するための作業を代行してくれる専門の業者にお願いする、自分で行うの2種類があります。
また、現金化を実現させる方式は、主に2種類です。
クレジットカード現金化の具体的な方法は「商品買取型」「キャッシュバック型」の2種類です。
その2通りの方式は具体的にどういったものか、以下より説明しましょう。
商品買取方式
商品をクレジットカードのショッピング枠で購入して、それを他者に売ることでお金を発生させる方式が、商品買取型です。
商品を所有するためではなく、現金をつくるために商品を購入するので、いわゆる転売といわれる方式と同じ意味合いになります。
また、リサイクルショップに物を買い取ってもらうことによって、お金を発生させる仕組みとも同じともいえるでしょう。
そのため現金化専門の業者は、売買のための「古物商許可」の資格を所有していないといけません。
古物許可証を表示していない場合、その業者は悪徳業者の可能性が高いので注意が必要です。
現金化のために購入する商品は、自分で選択するか依頼した業者が用意した商品になります。
商品は市場で価値のあり売却時の値段がもとの金額とほぼ変わらないamazon商品券・ブランド品・ゲーム機・スマホなどが代表格です。
業者に依頼する際に必要なもの
業者に依頼する場合、必要なものを提出しなくてはいけません。
用意するものは身分証明、現金化されたお金を振り込む際に必要な口座の情報です。
身分証明として認められているのは、以下のものになります。
・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
・年金手帳
・健康保険証
・在留カード(外国人のみ)
上記の身分証明証のうち、顔写真が掲載されていないものは、顔写真の提示(2点)を求めてくる業者もいます。
身分証明の扱いを受けるのは上記のものであり、社員証や会員証などは、身分証明として認められないので注意しましょう。
業者は実店舗とネット店舗があり、ネット店舗へ依頼する場合は、身分証明証の表・裏、身分証明証を持って撮影した自撮り写真を撮影して、提示しないといけません。
3点の写真の提出は「住所変更で裏面に新住所が記載されているのを確認できない」「本人と証明証の人物が同一人物なのか判断できない」という理由があるからです。
必要なものを業者に提出しないと現金化は実現できないので、業者の指示したものを揃えるようにしましょう。
キャッシュバック方式
商品買取方式が「商品を購入→売却」という手順で現金を生み出す仕組みであるのに対して、「商品を購入→その見返りとしてキャッシュバックを発生させる」という仕組みを利用して、現金を生み出すのが、キャッシュバック方式です。
クレジットカード利用、購入時のポイントカードの提示をすると、その商品の金額に対して◯%のポイント還元があります。
その仕組みを利用して、「購入した際の特典」扱いでキャッシュバックを受け取るのが、このキャッシュバック方式なのです。
先述した商品買取方式は、業者を利用しないで自分で行うことも可能ですが、キャッシュバック方式は業者の指定した「特典付きの商品」を購入する必要があります。
自分で行うことも決して不可能ではありませんが、相当な手間がかかり換金率も保証できないので難しいといえるでしょう。
業者に依頼する場合は、身分証明証、証明証の写真数点(業者の種類による)、口座およびカード情報の提示が必要です。
以上、クレジットカード現金化の仕組み、方式の種類について説明しましたが、現金化で重要なのはその商品を購入した金額の換金率です。
この数字が上下すると、同じ金額の商品を購入しても手元に入る現金に違いが生じます。
換金率について理解していないと損をする可能性が高いので、その仕組みもしっかりと知っておきましょう。
換金率については、次の段落で詳しく解説します。
「換金率」とは何か、その相場を知っておこう
クレジットカード現金化に関することで必ず出てくる言葉が「換金率」です。
換金率とはどのような意味合いの言葉なのか、その定義は以下のようになります。
換金率 = 売却した物の価値に基づいて出た売却金額の比率
つまり、換金率の数字が高いほど、手元に入ってくる金額も高くなるというわけです。
現金化の世界では「還元率」という似たような言葉もありますが、これは定義すると「商品の購入の際に支払った金額に対して戻ってくる金額の比率」という意味合いになります。
一般的には、多く使われるのが換金率なので、現金化においては換金率の定義を主流に考えるといいでしょう。
では次より、換金率の相場、その相場を利用した現金化シミュレーションなどをみてみましょう。
換金率の相場
換金率は業者ごとに数字が異なりますが、現金化業界の相場は「80〜85%」ほどといわれています。
業者のなかには90%以上を大々的にうたっているところもありますが、この場合は特別プランなどに加入した場合です。
平均的な換金率は80〜85%とみていいでしょう。
換金率のシミュレーション
では、相場の換金率をもとに、クレジットカード現金化のシミュレーションを、以下の条件で計算してみましょう。
・クレジットカードのショッピング枠を使って5万円分の商品を購入。
・換金率85%
上記の利用金額、換金率の場合、以下の金額が現金化されます。
50,000円×0.85=42,500円
この場合、5万円のうち42,500円が業者利用者のもの、5万円から42,500円を引いた7,500円が手数料として業者の収益となります。
利用したショッピング枠5万円分が全額現金化されるわけではないので、注意しましょう。
「換金率最大〇〇%」はあくまでも最大値である
先述した通り、業者のなかには相場以上である90%以上の換金率を大々的にアピールしているところも少なくありません。
しかし、そのような換金率は、新規会員限定、男性あるいは女性会員限定のプラン・キャンペーンであることが多いので、誰でも必ずその換金率を受けられるとは限らないのです。
また、大袈裟に高い換金率をアピールしている業者は、悪徳業者も混ざっているパターンもあります。
サイト上では大きな文字で高い換金率を掲載していながら、あとになってその換金率は条件付きで、実は相場より低い換金率という手口です。
それぞれの業者の換金率が、どのようなシステムで設定されているのか、申し込み前にしっかりと確認する必要があります。
クレジットカード現金化における方式別のメリット・デメリット
クレジットカード現金化の仕組みについて説明しましたが、それでも現金化の未経験の方にとっては、実際に現金化を行うのは不安と感じている人もいるでしょう。
そのような方は、現金化にはどのようなメリット・デメリットがあるのか把握することによって、不安の解消、自分に向いているのかどうかの決定ができます。
では、現金化のメリット・デメリットとは何か、以下より現金化の方式別に説明しましょう。
商品買取方式のメリット・デメリット
商品買取方式のメリット・デメリットは以下の通りです。
◆メリット
商品買取方式だと、真っ当な方法で商品を購入するので、カード会社に怪しまれる心配はありません。
金融の信用情報にも傷がつかないので、堂々と現金を入手することが可能です。
また、キャッシュバック方式に比べて換金率が高い特徴があります。
各種支払いなどで少しでも早く現金を入手しなくてもいい場合、商品買取方式がおすすめです。
◆デメリット
商品買取方式は、「商品を購入→業者に買取ってもらう」という手順を踏まなくてはいけないので、手間がかかります。
現金化を少しでも早く実現したい人には、向いていない方式です。
また、業者を利用する場合、カード会社に現金化がバレないように業者側が最善を尽くしてくれます。
しかし、購入頻度が多い、購入する商品が偏っているなどの理由で、カード会社から目をつけられて、利用規約違反のペナルティが発生する可能性もゼロとはいえません。
キャッシュバック方式のメリット・デメリット
キャッシュバック方式におけるメリット・デメリットは次のようなことがあります。
◆メリット
キャッシュバック方式のメリットは、なんといっても即日現金化が可能という点です。
どの業者も即日可能をうたっているところが多く、早いところだと申し込み完了して3分ほどで口座振込が達成できます。
また商品買取方式のように商品のやり取りをする必要もないので、手間もかかりません。
◆デメリット
キャッシュバック方式を実践している業者は、店舗型ではなくネット経由での手続きのみで完了としているところが多く、そのなかには悪徳業者も少なくありません。
そのため、詐欺まがいの行為に引っかかる可能性が、商品買取方式に比べると高いといえます。
また、商品買取方式に比べると換金率が低いのもデメリットといえるでしょう。
クレジットカード現金化がバレないためのコツ
クレジットカード現金化は決して違法ではないので、カード会社にバレても警察沙汰になることはありません。
しかし、現金化は、各カード会社の利用規約に違反行為として決められているので、もしバレてしまうと強制解約の処分、自己破産ができなくなるなどの可能性があります。
そのようなリスクを回避するためには、どんな点に気をつければいいのか、以下よりそのポイントを紹介しましょう。
現金化によく利用される商品購入を避ける
クレジットカード現金化の商品買取方式でよく利用される商品は、先述した通りamazon商品券、ゲーム機、ブランド品、スマホの最新機種などです。
そのような商品は中古市場において常に人気があるので、現金化の際もよく用いられます。
しかし、各カード会社も現金化の事情を知っているので、カードの購入履歴に上記のような商品名が立て続けに並ぶと、その会員は現金化をしているのでは、と疑いの目をかけて連絡をするケースもあるのです。
そのため、人気商品はなるべく避ける、立て続けの購入はしないようにしましょう。
キャッシング枠を限度額いっぱいまで利用しない
現金化において、人気商品を少しでも多く購入すればそれだけ多くの現金化につながるので、なかには限度額いっぱいまで商品を購入する人もいるでしょう。
しかし、そのような行為もカード会社に目をつけられる可能性が高いです。
同じ商品を大量に購入するのは明らかに不自然な行為で目立ってしまうので、限度額いっぱいの利用は避けましょう。
キャッシュバック方式の方が安全
キャッシュバック方式で購入する商品は、商品買取方式と違って、それほど人気商品は扱いません。
何よりもカード会社からバレるのを回避することを重要視する人は、無難にキャッシュバック方式の業者を利用しましょう。
「クレジットカード現金化の利用がバレたらどうなるのか?」について詳しく知りたい方は下記の記事を是非参考にしてください。
>>クレジットカード現金化がバレたらどうなるのか?|対処法と対策を解説
クレジットカード現金化をスピーディーに行うためのポイント
クレジットカード現金化を希望する人は、他の金融機関で借入した額が限度額に達してしまい、お金が借りられなくなった人が少なくありません。
そのような人は少しでも早く現金を手に入れたい人が多い傾向です。
クレジットカード現金化の業者は、そんな人のニーズに対応するために即日現金化を可能にしています。
しかし即日入金を実現するためには、いくつかのポイントを押さえておくことが必要です。
では、そのポイントとは何か、以下より説明しましょう。
即日入金に対応している口座を用意する
銀行口座が平日15時までしか対応していないと、平日15時以降・土日祝日に手続きをした場合、現金化は翌日や翌営業日まで待たないといけません。
楽天銀行などのネット銀行であれば、土日祝日、24時間いつでも対応できるので、手続き前に即日入金に対応できる銀行口座を開設しておきましょう。
混雑しやすい期間を避ける
週、祝日明け、月初め、一般的な給料日前は、業者の利用者は多いです。
そのため、そのような時期を避けて余裕のある時期・時間に現金化をすれば、スムーズに即日入金ができるでしょう。
24時間申し込み可能な業者を選ぶ
基本的にどの業者もネットでの受付をしているので、手続き自体はネット経由で24時間いつでも可能です。
しかし、それはあくまでこちら側の申し込みだけであって、その申し込みをチェックするのは翌日の営業時間開始からとなってしまいます。
しかし、なかには電話対応も24時間受け付けているところもあるので、そのような業者に申し込みをしましょう。
>>今日お金が欲しい…|クレジットカードを使った即日現金化方法を紹介
まとめ
「クレジットカードの現金化って、面倒なんじゃ…」
「違法行為みたいだから、バレたら警察沙汰になるんじゃ…」
クレジットカード現金化が未経験な人は、上記のような不安を持っている人もいるかもしれません。
今回のこの記事では、そのような人の不安を払拭するために、クレジットカード現金化の仕組み、各方式のメリット・デメリット、スムーズに現金化をするためのコツなどを解説しました。
クレジットカード現金化は、決して難しい作業でも違法でもありません。この記事を参考にして円滑な現金化を実現していだたけたら幸いです。