クレジットカード現金化ってどうやって行うの?その方法、メリット・デメリットを詳しく解説!
- 基礎知識
- 2021/12/24
- 2021/12/28

クレジットカードは、カードのショッピング枠で現金そのものを引き出すことはできない仕組みです。
しかし、ショッピング枠の現金化は決して不可能なことではありません。
「クレジットカード現金化って最近よく聞くけど、どうやってやればいいのかわからない」
「現金化専門の業者がいるらしいけど、怪しい業者ではないのか」
上記のように、さまざまな疑問・不安を持っているため、現金化に興味がありながら現金化そのものを行うのに躊躇している、という人もいるでしょう。
そのような疑問を払拭するには、現金化の具体的な方法を理解することです。
今回は、クレジットカード現金化を行う方法、メリット・デメリットなどについて、詳しく解説していきましょう。
【現金化の方法その1】業者に依頼する
クレジットカード現金化の主な方法は2種類があり、そのなかの1つであり現金化の代表的なやり方が、専門業者に依頼することです。
そして、業者の現金化はさらに2タイプがあります。
では、次よりそれぞれの具体的な方法、申し込みの際に必要なものなどを説明しましょう。
「キャッシュバック」型
クレジットカード現金化において導入されているのが、キャッシュバック方式です。カードのショッピング払い、あるいはポイントカードの利用で買い物をした場合、購入した商品の金額の数%がポイントとして還元されます。
その還元システムを取り入れたのが、キャッシュバック式の現金化です。
キャッシュバック方式で現金化する手順は、以下の通りです。
1.業者に申し込み→業者が指定した商品をカードのショッピング枠で購入 2.購入を業者が確認したら、購入で発生したキャッシュバック金額が口座へ振り込まれる 3.購入した商品は、後日、利用者の元へ配送 |
1.で業者が指定する商品は、100円ショップで売られているような安価なものがほとんどなので、高価なものを買わされるのでは、と心配する必要はありません。
2.で商品購入後にキャッシュバック金額が振り込まれる流れですが、この場合は金額から手数料が引かれます。
キャッシュバック式の業者に申し込みをする場合は、以下のものを準備しなくてはいけません。
・身分証明証 ・クレジットカード情報 ・口座情報 |
業者は店舗タイプ、ネット店舗タイプの2種類があり、ほとんどの業者がネット経由で申し込みが完結可能です。
ネット経由での申し込みの場合は、身分証明をするための写真を3点ほど提出することもあります。
これは、クレジットカードの不正利用を防止するためです。
業者利用者のなかには盗んだり拾ったりしたカードを利用しようとする人もいるでしょう。
それを防止するために身分証明証とカード登録情報、提出した写真を照らし合わせて、本人確認を行うのです。
このような不正利用防止のための確認作業をしない業者は、怪しいと考えてもおかしくないので、疑ったほうがいいでしょう。
「商品買取」型
クレジットカードのショッピング枠で購入した商品を、業者に引き渡すことで現金を発生させる方法が、商品買取型です。この方法は以下の手順で行います。
1.業者に連絡をする→業者から指示された商品を購入 2.購入した商品を業者に配送 3.配送された商品を業者が確認したら、購入金額の7〜8割の金額が口座に振り込まれる |
以上のように、業者が指定した商品を購入するところまでは、キャッシュバック型と変わりありませんが、そのあとにその商品を業者宛てに配送しなくてはいけません。
商品を買取に出して現金を得るという方式は、通常の買取専門店を利用した場合と一緒です。
しかし、購入した商品を業者に配送して、その確認が取れた時点で口座に現金が振り込まれるので、早ければ即日には振り込みは完了しますが現金化までに2〜3日かかる場合もあります。
商品買取型の業者に申し込みをする際に必要なのは、店舗型の場合は身分証明証と自分の口座情報です。
商品買取型は、中古品売買と同様の方法なので、古物営業法の規約通り利用者は身分を証明できる種類を提示しないといけません。
また、ネット経由で申し込みをする場合は、身分証明書の表・裏の写真、そして身分証明書とその本人が一緒に写っている写真の計3枚を送付する必要があります。
これは身分証明書とクレジットカード利用者が同一人物であることを証明するためです。
【現金化の方法その2】自分自身で現金化する
クレジットカード現金化の専門業者は多くの数がありますが、なかには業者を利用するのは抵抗があるという人もいるかもしれません。
どうしても業者に利用を躊躇してしまう人は、自分自身で現金化を行ってみてはいかがでしょうか。
次より、自分で現金化を行う方法を紹介します。
換金率の高い商品を購入して転売
自分で行う現金化でも最も主流なのが、買取市場で価値のあるものをショッピング枠で購入して、それを転売することで現金化する方法です。
新作ゲームやゲーム機、ブランド品、家電など中古品販売店やネットオークションなどで人気のものを転売すれば、購入金額とほぼ同じ、もしくはそれ以上の利益を得られます。
少しでも大きな利益を達成したい場合は、トレンドの商品をチェックすることが必要です。
プリペイド式電子マネーを購入して換金
駅などで使うプリペイド式電子マネーに、クレジットカードでお金を振り込んでから、それを売りに出すことで現金化する方法もあります。
電子マネーにはチェージ額に限度額があるため、高額の現金化には向いていませんが、数万円単位であれば現金化が可能です。
購入した商品を返品
ショッピング枠で商品を購入したあと、その商品を返品すれば現金で返金してもらえます。
この方法であれば購入金額がそのまま現金化されるのがメリットです。
しかし、店舗での購入ではなく通販の場合だと、商品を郵送する手間がかかります。
また、頻繁に返品をするとその履歴によって、カード会社に怪しまれる可能性もあるでしょう。
外資を日本円に換金
外貨両替専門であるTravelexや銀行の外資両替の窓口を利用して、現金化をする方法もあります。
ショッピング枠で外資を購入して、それを日本円に換金すれば、手数料などが差し引かれて、元の金額の80〜90%ほどの現金化が可能です。
ただし対象のクレジットカードはJCBとMasterカードのみ、限度額は20万円と制限があります。
業者を利用して現金化を行う際のメリット・デメリット
クレジットカード現金化の専門業者を利用した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
業者を利用した際の特徴を以下よりみてみましょう。
メリット
業者利用のメリットは以下の通りです。
手間がかからない
現金化を自分で行う場合、ショッピング枠で購入する対象物の選択、購入した人物との交渉まですべて自分で行う必要があります。
またそれらをすべて行ったからといって、必ず現金化が成功する保証はありません。
しかし、業者を利用した場合、利用者は業者の指示に従うだけで手間がかからず、業者によっては申し込みをしたその日に現金が入手できます。
カード停止のリスクを避けられる
クレジットカードの現金化は違法には該当しませんが、カード会社の規約には違反行為として決められています。
そのため、現金化目的の行為が発覚した場合、カードの利用停止、会員の登録の解約というペナルティが発生するのです。
しかし業者はその点を考慮して徹底した安全対策の準備・実践をしているので、現金化がカード会社にバレる心配はありません。
保証された還元率、確実に現金化が実現
自分で現金化を行うと、そのやり方によって換金率が異なります。
必ず決まった換金率で現金が入手できる保証がないというリスクがありますが、業者利用の場合はその心配は無用です。
どの業者も高い換金率を誇り必ず現金化ができるので、現金が手に入らない、少額の現金化といった心配をする必要はありません。
デメリット
利用金額の設定がある
現金化の業者は現金化の最低金額を設定しているところが多く、1〜3万円以上でないと現金化できないところがほとんどです。
少額の現金化を希望していても、できない場合があります。
手数料が発生する
現金化の業者は、利用者から手数料を取ることによって利益としています。
そのため、現金化された金額から手数料が引かれた額が利用者の手に渡る仕組みなので、現金がすべて自分のものになるわけではありません。
詐欺まがいの業者にあたる可能性もある
数ある業者のなかには詐欺まがいの悪徳業者もいます。
現金化を希望する人はお金に困っていて、早急に現金を欲しがっている人が多いです。
そのような困っている人をターゲットにして、上手い宣伝文句で困っている人をカモにしている業者も存在します。
焦っている人は、そんな業者に当たる可能性もあるのです。
自分で現金化を行う際のメリット・デメリット
業者を介さないで、自分で現金化をする場合、どのような特徴があるのでしょうか。
次より、そのメリット・デメリットをみてみましょう。
メリット
自分で現金化をした際のメリットは以下になります。
現金化の制限がない
業者利用の場合は、1〜3万円以下の現金化は受け付けていないという決まりがあるところが多いですが、自分でやる場合はそのような制限はありません。
数千円単位の現金化も可能です。
手数料がかからない
業者利用の場合は手数料の支払いが発生しますが、自分でやる場合はその支払いの必要はありません。
現金化された金額がそのまま自分のものになります。
詐欺まがい業者に引っかかる心配がない
現金化業者のなかには、お金に困っている人をつけ狙う悪徳業者もいますが、自分で現金化を行えば業者を回する必要がないので、だまされる心配はありません。
デメリット
手間がかかる
業者を利用しないで現金化を行う場合、ショッピング枠を何に使うのか、どのようにして現金にするのかなど、一連の手続きをすべて自分で行わなくてはいけません。
ネットオークションなどに慣れている人であればいいですが、未経験者だと手間がかかり現金入手までに時間がかかります。
必ず金額を受け取れる保証がない
ショッピング枠で購入した商品を転売して現金化を図る場合、その商品が必ず売れるという保証はありません。
市場で人気のある商品をリサーチするなど細かい作業ができていれば問題ないですが、そうでない場合はただショッピング枠を利用だけして損をする可能性もあります。
カード利用規約違反が発覚する可能性がある
クレジットカードの現金化はカード会社の利用規約に反することなので、バレてしまったらカード利用停止・会員解約になる可能性があります。
業者利用の場合は、業者側が現金化の発覚がバレないように手回しをしてくれますが、自分で現金化を行う場合、特に現金化の初心者だとカードの利用履歴から現金化がバレてしまう可能性が高いといえるでしょう。
まとめ
今でこそ新しい借入方法として浸透しつつあるクレジットカードの現金化ですが、未経験者にとっては、何をどうすればいいのかわからないという人もいるでしょう。
未経験者のなかには「現金化ってバレたら警察沙汰になるのでは?」と不安に思っている人もいるかもしれません。
しかし、カードの現金化は難しい作業ではなく、決して違法ではありません。
手順さえ覚えておけば誰でもスムーズに行えます。
現金化を円滑に進めるためには、その方法をしっかりと頭に入れておくことです。
現金化の方法の種類である業者を介した方法、自分で行う方法といった2種類の手順、メリット・デメリットを理解して、トラブルのない現金化を目指しましょう。